雨漏りは、突然発生することが多いため、日頃から雨漏りを意識している方はあまりいないと思います。突然雨漏りが発生した場合、まず何からすれば良いのか分からないといった方は多いのではないのでしょうか?
この記事では、突然、雨漏りが起きた際に行うべきことについて解説いたします。
雨漏りが発生したら?
まず雨漏りが発生した際、最初に行うべき行動は、部屋が水浸しになることを防ぐことです。いきなり根本的な原因を見つけ、雨の中で直すことは難しいため、業者が来るまで、とりあえずは応急処置を行い水浸しになることを防ぎましょう。部屋の中が水浸しになってしまうと、カビが発生したり、木部の腐食、シミになったりと被害が広がってしまうため、早めの応急処置で浸水を食い止めることが大切です。
雨漏りしている箇所に合わせて、応急処置方法をご紹介いたします。
天井からの雨漏り
①天井から落ちる水を、バケツなどで受け止める方法
雨漏りは、このイメージが多いと思います。ですが、これが一番簡単で誰でもできる方法になります。できれば縁が高いものを選ぶと水が飛び散りにくくなります。
[準備するもの]
・バケツやボウルなどの水受け
・雑巾やタオル
・ブルーシートや、ゴミ袋
[手順]
1.雨漏りしている箇所の下に、バケツを置き、その下にゴミ袋を敷く
2.バケツの中に雑巾やタオルを敷く
手順は以上になります。あとは、水が溜まってきたらこまめに水を捨てることです。バケツの中に雑巾やタオルを入れる事によって水が飛び散るのを防ぐことができます。
②雨漏りしている箇所に紙オムツを敷く
最近の紙オムツは非常に吸収性が高いため、雨漏りの一時的な応急処置にも適しています。紙オムツは、大人用でも子供用でもどちらでも構いません。どれほど紙オムツの吸収性があるかというと、タオルを置いた状態だと3時間ほどで床までビチョビチョだった場所が、子供用の紙オムツを置いたところ12時間経っても床が濡れていなかったというほどに紙オムツは優秀です。その時は1.4Kgも雨水を吸収したそうです。
[準備するもの]
・紙オムツ
[手順]
1.床に紙オムツを広げて置いておく
手順はこれだけになります。床に置いておくのが気になるのであれば、天井に貼り付けても問題はないです。ですが、水を含むとかなり重くなるため、しっかりと貼り付ける必要があります。基本は、床に置いておくだけでできる簡単な方法になります。紙オムツだと水の滴る音も気にならないため、オススメ方法になります。
窓周りから雨漏り
窓枠や、サッシから雨漏りしている場合は、濡れている箇所に雑巾などタオルを当て、雨水を拭き取る方法になります。
[準備するもの]
・雑巾やタオル
[手順]
まず初めに、窓周辺に置いてある物をどかしましょう。水が広がってしまった場合、被害がでてしまいます。その時、カーテンも外して置くことが大事です。カーテンはカビが生えやすいため濡らさないようにしましょう。
次に、濡れている箇所に雑巾やタオルを置きます。
イメージとしては、水を吸収するイメージです。
あとは、こまめに取り変えるだけの簡単な方法になります。
以上が、雨漏りした際の一時的な応急処置になります。危ないですので、決して屋根に登っての修理は行わないようにしてください。転落してしまう危険性の他に、屋根材を踏み割り、さらに他の場所が破損してしまう恐れがあります。
雨漏りが起きた状況を覚えておく
雨漏り修理する際、雨漏りが起きた時の情報というのは非常に大切です。これを覚えて置くと雨漏りの原因が早く分かり修理の対応も早くなります。覚えて置く内容としては、雨の強さ、風の向き、落ちてくる水の量などの状況です。オススメなのは、雨漏りの箇所とバケツに溜まった雨水を、写真で撮って置くことです。この写真を業者に見せれば大抵の方は理解してくれます。
どの業者に頼めば良いの?
雨漏り修理は、その建物の築年数によって頼む業者が変わってきます。主に2パターンありますので、それぞれ解説いたします。
・築10年未満
・築10年以上
築10年未満の場合
築10年未満の建物で雨漏りした場合、建設時の施工不良の疑いがあります。建設時の施工不良が原因の場合は、品確法によって、建設時の施工会社に保証してもらえる可能性があります。ですので、築10年未満の場合は、建設時の施工会社に連絡することをオススメいたします。
築10年以上の場合
築10年以上の建物で雨漏りした場合、屋根や外壁等の劣化・破損が原因で雨漏りしている可能性が高いです。修理には、原因を特定する必要がありますので、しっかりと調査を行ってくれる雨漏り専門の業者に連絡することをオススメいたします。対応が早ければ、当日から翌日で調査を行ってくれます。その際に一時的な処置も行ってくれる場合もあるので早めにご相談してみてください。
雨漏り修理を行ってくれる業者は?
雨漏り修理は、建築修理の中でも特に難しく、雨漏り工事で一番大切なことは、雨漏りの原因が把握できているかどうかにかかっています。なので如何に雨漏りの現場を見て雨漏りのパターンを熟知しているかが重要になってきます。
もし、原因の特定に失敗していたら、雨漏りは再発しまし、再工事のための余計な出費がかさんでしまいます。なので一般の方はもちろん、大工さんなど、普段雨漏り修理を行わない業者では雨漏りを直すことができません。もちろん簡単な場所であれば、見つけ、雨漏りを止めることはできますが、それは一時的で再発・悪化させてしまうことが多いのです。雨漏りの原因は、一箇所だけではなく複数の場合、雨漏りしている箇所とは反対の場所に原因がある場合が少なくないからです。雨漏り職人が原因を見つけられるようになるには、最低10年の経験が必要だと言われています。
きちんと雨漏りを止めてもらうためには、業者選びは間違えないことです。そして、どこが、なぜ、雨漏りしているのか、その原因を徹底的に追及してくれる雨漏り専門の修理業者を選ぶことをオススメいたします。
雨漏り修理を専門として、20年以上の経験・実績を積んだ雨漏り修理のプロ集団、屋根雨漏りのお医者さんにご相談いただければ、雨漏り修理はもちろん、屋根・外壁のメンテナンス・修理を安心して行うことができます。→ホームページはこちらから
まとめ
雨漏りした際に最初にすることは、部屋の中が濡れるのを防ぐことです。一時的な応急処置として、天井から雨漏りする場合は、バケツや紙オムツで雨水を受け止め、窓枠から雨漏りする場合は、雑巾やタオルを使い雨水が浸水するのを防ぎます。その際に、漏れてきた水の量や、風向き、雨漏れしている箇所を覚えておくと業者が対応しやすくなります。次に、建築年数を確認し、10年未満だったら施工不良の疑いがあるため、施工時の業者に連絡をします。また、築10年以上でしたら、雨漏り専門の業者に連絡し対応してもらいましょう。基本的に雨漏り修理は、板金屋さんが行っています。屋根や外壁の種類を問わず対応している、雨漏り専門家ですので板金屋さんに頼むことをオススメします。
雨漏りした際に、まず行ってもらいたいこと
雨漏りは一目見ただけでは原因が分からないことが多いですが、雨漏りしたらまずバケツなど置いてもらって、落ちてきた水の量やその場所の写真を撮っていただくと、対応しやすくなります。 私ども雨漏り修理のプロとして、雨漏りの原因を見つけ、しっかりと雨漏りを止めるまで致しますので、他の業者では原因が分からなかった雨漏りなどもご相談ください。
その他、雨漏りの知識については下記のバナーから雨漏りチャンネルでご視聴できます。