雨漏り業者の選び方

雨漏り修理というのは、雨漏りが止まらないと意味が無いですよね。しかし、雨漏り修理をすると言って修理をしたものの雨漏りが止まらない場合も多々あります。そういった時に私たちへ問い合せをいただくのですが、そんなことにならないように、今日は確実に直してくれる雨漏り修理業者の選び方をお伝えします。

ちなみに、人間性が良いからといって「確実に直してくれる」かどうかは分かりません。「良さそうな人だなあ」と思ったら、この人にお願いしようかな、と思うのは人間として当たり前のことです。良い人であれば、たとえ雨漏りが止まらなくても何度も来てくれるかもしれませんし、嫌な気持ちにはならないかもしれません。だからといって、雨漏り修理を頼んだのに、いつまでも雨漏りが止まらないというのは、つらいものです。

家具や衣類等が傷んでしまう可能性もありますし、あまり長引くと、家の躯体自体が傷んでしまい、早期の建て替え等につながってしまう可能性があるのです。そうなると、数百万円は損をすることになってしまいます。さらに、雨漏り修理は、修理そのものに結構費用がかかる場合も多くあります。ですから「よし、頼むぞ!」と最後の決断をする前に、それで大丈夫なのかどうか、これからお伝えすることをもう一度考えてみてほしいのです。

1.ある程度以上の技術・知識を持っているという保証がある、資格・実績をもった業者を選んでください

もちろん資格など持っていなくてもきちんとした技術・知識がある業者はいますが、その可能性はかなり低くなります。
また、一般の人にとって、ちょっと話をしただけで、その職人さんの技術や知識を見極めることは難しいということから、やはり資格や実績を大きな指標とすることをオススメしたいと思います。

2.わからないことは、納得がいくまで質問しまくりましょう

今、職人さんの技術、知識等を見極めるのが難しいとはお伝えしましたが、それでも知識がない一般の人であっても、その職人さんの技術や知識を見極めるためにできることはあります。
それは、質問をすることです。見積もりに来てもらった時に、納得がいくまで質問しまくって下さい。その時に質問に対して、すぐに的確な返事ができるかどうかというところを意識して見ていただきたいのです。本当に知識と実績がある業者であれば、どんな質問をしてもきちんと答えてくれるはずです。ただ、たいていの業者は専門的な事になればなるほど専門用語を使う場合が多いので、そこも突っ込んでみましょう。技術的な事だけであれば、専門用語を多用していても、スムーズに躊躇なく答えてくれるようであれば、それなりに安心できるのかもしれません。しかし工事の間の気遣い、隣人等への気遣い、アフターフォローや施工後の説明等、すべてをひっくるめて考えると、質問に、的確・スムーズ・分かりやすくかつ丁寧にきちんと答えてくれる業者を選ぶことをオススメします。
さて、その次に見積もりや工事プランですね。

3.何通りかの見積もりを出してくれるところを選びましょう

ものすごく簡単な工事の場合を除き、雨漏りの修理は、たいてい一通りではなく、何通りかの修理方法がある場合が多いです。
また、その人が今後その家をどのように使っていきたいのか等々、いろいろと考えた上でプランを作成すると、予算に合わせるものと、住み方に合わせるものと、そして家を長持ちさせるためのもの、といろんなプランがあるはずなのです。
それらを幾つか提示して、説明した上で、本人に選んでもらう、というようなプランを提示してくれるところを選びましょう。

あなたが、ある程度屋根のことをわかっていたとしても、多分、本当に知識のある職人さんには叶わないでしょう。ですから、一番良いのは、本当に信頼のおける職人さんを探し出し、お願いすることだと思います。私たち、雨漏り修理の専門家として、どうかなあ、と思うのは、お客様が「ここが漏っているから、これを直してほしい」と言われて、言われるがままに、そこだけを確認し、それ以上の事は何も聞かずに見積もりを出す、という業者さんです。特に何も考えていないと、それが当たり前だろうと思うところなのですが、雨漏りについては、その原因が一か所でない場合も多々ありますし、直し方も、それからの住まい方や、今後の予定によっても変わってきます。それらのお客様の今の状況やこれまでのメンテナンス情報、今後の住まい方まで聞かずに、ただただ、その場所を直すということだけを考えるのは、家の情報の把握ができていないことになると思いますし、まだまだお客様の事を考えられていないのだと思うのです。

同じ雨漏りを修理するのでも、どこまでお客さんの親身になって、その人の事を考え、その人のこれからを考えて直すことができるのか、それが出来るのが、本当の職人だと思います。

4.価格ではなく、内容を目安に選びましょう。

雨漏りは、いろいろな直し方ができます。方法が違えば価格は違いますし、材料が違っても価格は違います。
また、丁寧な仕事をする場合には、時間もかかることがあります。
例えば塗装で考えれば、材料の種類によって値段が違いますし、それを薄めて塗ってもパッと見は変わりません。
さらに1度しか塗らないのか、2度塗るのか、によっても違います。屋根全体にわたる工事であっても、屋根全体を上からカバーしてしまうのか、それとも全部一度取り払って、新たな屋根をかけるのかでは工事料金が数十万円は変わってきます。

また、瓦屋根を葺きなおすのであっても、前の瓦をそのまま使用するのか、新しい瓦にするのかでも価格はまったく違ってきます。ということで、例えば相見積もりをする場合には、価格だけでなく、前にお伝えしたような項目を踏まえた上で、内容を十分に説明してもらい、あなたの今の予算や、これからの住まい方をよく考えた上で選ぶことが大切です。場合によっては、リフォームローンを組んででも、早めに工事してしまうことで、長い目で見ると安く上がるということも多々あります。雨漏り修理は、それなりに費用も掛かりますので、よく考え、よく相談して決めることをおススメします。

5.最後は人間性で選びましょう

そして最後が人間性です。
直すのは人間ですし、雨漏りというのは必ずしも一か所だけが原因ということはありません。
間違いもあれば、不具合が起こることもあります。そういった場合にどのような対応をしてくれるのか、という部分においては、やはり人間性がモノを言います。ということで、最後は人間性で選んで下さい。
確実に直してくれる業者を選びたいという場合には、以上5点を確認するようにしてみてください。そして、良い業者を選ばれることをお祈りしています。よろしければ、その際には、ぜひとも私たち「屋根雨漏りのお医者さん」をその選択肢に加えていただければ嬉しく思います。

業者の選び方について動画で解説

私は千葉県を担当しているっていうこともありますが、業者を頼む際は地元の業者さんの方がいいですね。
あまり遠方から来る業者は、それこそ交通費の金額もかかりますし、例えば「直しました、でもまた雨が降ってしまったんです」っていうと、なかなか来ても難しいというか来て頂けなくなっちゃうこともありますのでね。
やはり地元で仕事を行っていると私たちも信用問題でやっていますので、本当にその辺はお客様にきちんとした形で提案できると思います。できれば地元の業者を選ぶのがいいと思いますね。あと、見てすぐ原因がわかるっていうのは、よっぽどのことだと思いますね。逆に言えば、雨漏りって見てもわからないことが多いので、できるだけ散水試験などはやって、それに対して見積もりを作るっていう業者さんの方がきちんとしているんじゃないかなと思います。